森章氏は日本の実業家で、日本有数の資産家です。
フォーブスの調査による世界長者番付で日本1位になったこともあります。
現在は森トラストおよび、森トラストホールディングスの社長を努めています。
そんな森章氏の経歴と名言などを紹介していきます。
森章の経歴
1936年東京都で、森ビル創業者の森泰吉郎氏の三男として生まれます。
1960年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、安田信託銀行(現みずほ信託銀行)に入行します。
その後1972年4月に森ビルに入行します。
1979年4月に森ビル常務に就任します。
1993年1月に森ビル開発(現森トラスト)の社長に就任します。
現在、社長を長女の伊達美和子氏に交代し、森章氏は代表権のある社長に就任しました。
森章の年収と総資産は?
先ほども述べたように森章氏は、世界長者番付の2006年度版で日本人4位、2007年度版で2位、2008年には1位になりました。
2014年の日本順位は6位で、総資産額は約4400億円と言われています。
森章から学ぶ成功法則
森章氏の名言を紹介し、成功法則について考えていきます。
「不透明な中だからこそ事象を俯瞰して眺め、企業として安定的な基盤を整えつつ、多面的に布石を打っていく必要がある。」
不安定な時にこそ、熱くなりすぎずに、客観的に見て判断することが大切という意味の言葉だと思います。
リーダー自らが熱くなってしまい、冷静な判断をできなくなったら物事のコントロールを失ってしまいます。
緊張感の高いときにこそ冷静さを欠いてはいけないと思います。
社長とは会社員の生活を背負わなければいけない存在であるため、意思決定の際にはあらゆる可能性について吟味し、冷静な判断を下さなければなりません。
社長になりたいのならば冷静で安定しており、信頼してついていける人間にならないといけません。
「基本的には自然体で。ただし投資余力は十分あるのでいわば攻撃的自然体で臨んでいきたい。」
これも先ほどの言葉と似ていて、熱くなりすぎないという意味の言葉だと思います。
ただし、攻撃的という部分がポイントだと思います。
冷静で居続けるだけでは大きな成功を収めることはできないと思います。
どこかで大胆に行動する必要があります。
森章氏に限らず、優れた実業家はチャンスを見逃さずに投資する能力に長けていると思います。
しかしそれは、能力を逃さない才能だけという理由ではありません。
優れた実業家の人々は、準備を毎日欠かさずに行っているため、チャンスを見逃さないのだと思います。
スポーツにも同じことが言えると思います。
野球のイチロー選手も、練習はもちろん道具の整備も怠りません。
そういった準備を大切にしているからこそ、長い間活躍を続けられています。
成功するためには、運に任せるのではなく、運をつかむための準備をし続けることが必要です。