Forbesが2016年に発表した「世界で最も稼いでいるスポーツ選手トップ１００」には、日本の選手の名前も見かけることがありますが、アメリカンフットボール選手であるキャム・ニュートン氏もそんなランキングに名を連ねるスポーツ選手の一人だとされています。
彼がどのようにして現在の年収や資産を稼いできたのか、ご存知でしょうか。
父も兄もNFL選手だったキャム・ニュートン氏の経歴とは
アメリカのジョージア州サバンナ出身のキャム・ニュートン氏は、現在はNFLのカロライナ・パンサーズに所属しており、父親であるセシル・ニュートン・シニア氏も元NFL選手でセイフティとしてダラス・カウボーイズでプレイをしていたことがあり、キャム・ニュートン氏の兄であるセシル・ニュートン・ジュニアもまたジャクソンビル・ジャガーズやボルチモア・レイブンズなどに所属していた選手だとされています。
つまり、幼いころからアメリカンフットボールに触れる機会が多々あり、父親からも教えてもらう機会があったのかもしれません。
2007年にフロリダ大学に入学後はしばらく控えめなクォーターバックとして活動し2008年には足首を負傷したことで選手登録していないレッドシャツになったせいなのかは定かではありませんが、学生寮からノートPCを盗み警察の捜査の際には証拠隠滅のためにそのPCを窓から放り投げるなどの行為をしたことから逮捕された経験もあるようです。
このためにフロリダ大学を放校処分となったキャム・ニュートン氏は、テキサス州のコミュニティカレッジにあるブリン大学に編入し、この大学で1年間アメリカンフットボールにおいて活躍をしたことから今度はオーバーン大学へと編入し、エースのOBとしてハインズマン賞を受賞するなどの活躍を見せます。
2011年のNFLドラフトにおいては1位指名でカロライナパンサーズに指名されますが、過去の窃盗容疑や彼自身の軽はずみな発言やミシシッピ州立大学やオーバーン大学とのリクルート不正疑惑などが取り沙汰されたことから彼を過小評価する専門家もいたとされています。
2011年のルーキーイヤーやプレシーズンでは思った通りの活躍ができなかったものの、その後着々と活躍しこの年の最優秀新人攻撃選手を受賞することになります。
2012年には地区優勝候補チームとして挙げられたカロライナパンサーズでしたが思ったように成績が振るわず、それをキャム・ニュートン氏のリーダーシップの欠如として酷評されるものの、後半は復活を遂げて安定した数字を残すことができたとされています。
この年にはキャム・ニュートン氏はWindows8のCMに出演することもありました。
寡黙にプレイをする選手が多い中で、キャム・ニュートン氏はプレイ中でも笑顔を見せる場面もあることから、本当は明るく人柄も良く何よりアメリカンフットボールが好きなのだということが伺えると言えるでしょう。
キャム・ニュートン氏の年収や資産はどのくらい？
アメリカンフットボールの世界で活躍中のキャム・ニュートン氏の年収や資産はどのくらいなのか気になるところではないでしょうか。
スポーツ選手の場合、年棒以外にもスポンサー収入がある人がほとんどですのでそれを合わせるとすごい額になることが予測できます。
まず、キャム・ニュートン氏の年棒はどのくらいなのかというと、年棒は4110万ドル、日本円にして約44億ドルとされており、スポンサー収入とされる広告契約料は1200万ドル（13億円）とされているため、その両方を合わせると5310万ドル（約57億円）になるとされています。
Forbesが発表した「世界で最も稼いでいるスポーツ選手トップ１００」においては、テニスプレイヤーであるノバク・ジョコビッチ氏に次ぎ第7位とされており、今後も活躍が期待される選手であるため年棒はさらに上がることとなるでしょう。
素行が悪くても実力はある？キャム・ニュートン氏に学ぶべき成功法とは
ある程度自分の好きな分野で才能があることに気づくと、人によっては調子に乗ってしまい大胆な発言をする人もいると思われますが、キャム・ニュートン氏もアメリカンフットボール選手としての才能はあるものの、いまいち順風満帆に億万長者になったわけではないと言えるでしょう。
中には、とんとん拍子で物事が進み幸運や大金を手に入れる人もいれば、一つ一つ挫折を味わったり苦い思いをしながらも結果的に億万長者になった人など、それは人によって本当に様々です。
億万長者として成功するためには、時には迷い道をして間違ったことをしたとしてもまた結局同じ場所に戻って一から目の前にあるものに向かって突き進んでいく精神なのではないでしょうか。