チャールズ・コーク氏(コーク・インダストリーズ経営者)の経歴と資産、年収!学ぶべき成功法!

%e8%b5%b7%e6%a5%ad%e5%ae%b6

アメリカ大統領選を裏で操るとまで言われるコーク兄弟の一人で兄であるチャールズ・コーク氏は日本ではあまり知られていませんが世界最大規模の石油精製会社の経営者です。

彼がどのような経歴によって巨万の富を得たのか、年収や資産はどのくらいなのかについて考えてみましょう。

スポンサーリンク
kigyo-successレクタングル大

父親の会社を受け継ぎ大企業へと発展させたチャールズ・コーク氏の経歴とは

そもそもコーク・インダストリーズはチャールズ・コーク氏の父親であるフレッド氏が創業した会社であり、フレッド氏には4人の息子がいて1935年に生まれたチャールズ・コーク氏はその次男だったとされています。

フレッド氏と同じくマサチューセッツ工科大学に入学した彼は、まず一般エンジニアリングで学業を修めた後に大学院に進み、そこで機械工学と化学工業の2種類の分野において理学修士を取得します。

卒業後は一時期アーサーD.リトル社という会社に就職するものの、その後フレッド氏の事業を手伝うようになり、1966年にフレッド氏が他界すると経営権を弟のデイヴィット・コーク氏とともに引き継ぎCEOに就任します。

しかし、その当時はまだ会社はそれほど大きいものではなく従業員を3800人も抱える大きな会社ではありましたが株式上場することはなく中規模の会社だったとされています。

それを、確実な経営手腕で世界規模の会社にし、彼ら自身が世界長者番付のランキングに入るまでにのぼりつめたのには父親のフレッド氏よりもさらに経営における才覚がなければできなかったと言えるでしょう。

世界的な石油精製会社の経営者の一人であるとともに、たびたび政治の世界においても名前が出ることの理由としては、金持ちから多く税金を取ってそれを貧困層に還元するのは反対と主張する超保守派によるティーパーティーの資本元がコーク兄弟とされているからです。

父親のフレッド氏が代の共産主義嫌いであったことは2人の息子であるチャールズ・コーク氏とデイヴィット・コーク氏にも受け継がれ共産主義を敵視していたものの、それ程表立った行動はしていなかったとされています。

兄弟が政治へのかかわり方に変化を見せ始めたのが、ブッシュ政権の頃のイラク戦争に対する横暴な財政政策であり、「コーク・ミーティング」という話し合いの場まで設けて議会キャンペーンを行ったり資金調達をするなど精力的に活動を始めたのです。

今回のアメリカ大統領選においても実は裏で牛耳っているという噂があるほど深く政治の世界に関わっていることが考えられます。

チャールズ・コーク氏の驚くべき資産や年収は?

チャールズ・コーク氏と弟であるデイヴィット・コーク氏が経営するコーク・インダストリーズは、石油だけに限らず石油で作られている化学・繊維・製紙産業などを含めたエネルギーにおける複合企業とされており、個人経営で行っている非上場企業においては穀物メジャーであるカーギル社に次ぐ第2位の業績を誇っているとされています。

そんなチャールズ・コーク氏の資産や年収はどのくらいなのでしょうか。

総資産は約426億ドルとされており、ルートによっても変動しますが日本円だと約5兆1000億円とされていますが、全米屈指のリバタリアンであることは有名でティーパーティー運動などに積極的に資金提供を行っているので少しは目減りしている可能性もあります。

弟のデイヴィット・コーク氏とは資産をきっちり半分に分配しているので、兄弟仲は非常に良好なことが伺えます。

チャールズ・コーク氏に学ぶ成功法の秘訣とは

いかに父親の代で会社を大企業に成長させたとしても、それを受け継いだ息子に父親が築いたそれまでの会社の経営を維持できるかあるいはそれ以上に発展させていくかの才覚がなければ続かないものです。

一代目は良かったのに二代目で息子の代になると経営が悪化するという話は良くある話だとされていますが、コーク兄弟はさらに会社を成長させ結果的に巨万の富を築くことになるのです。

一方で、政治観においても父親のフレッド氏の影響を色濃く受けて、現在も活動を繰り広げているチャールズ・コーク氏は、自身の金儲けのためだけでなくアメリカ社会をより住みやすく暮らしやすくするように根本的に変えていくことを目的として他の人や一般人が見えていない部分で地道に活動してきたからこそ、現在の資産や地位を築くことになったのではないでしょうか。