大塚実氏は日本の実業家で、大塚商会株式会社の元会長です。
大塚祐司氏は、大塚商会株式会社の現代表取締役社長です。
そんな大塚実・祐司氏の経歴や総資産などを紹介していきます。
大塚実・祐司氏の経歴
大塚実氏は、1922年に栃木県に生まれます。
中央大学法学部を卒業後、理研光学(現:株式会社リコー)に入社しますが、4年後に退社してしまいます。
その後、理研紙工業、ルミナ閃光電球、山本商会を経て、大塚商会を創業します。
複写機、サプライ商品の販売を目的としていました。
そして、株式会社大塚商会を設立、代表取締役社長を務めます。
2000年、東京証券取引所市場第一部に株式を上場しました。
2001年、代表取締役会長、2004年相談役名誉会長となりました。
大塚祐司氏は大塚実氏の長男として東京都に生まれます。
立教中、高を経て立教大学経済学部に入学します。
大学を卒業後、横浜銀行に入行します。
その後、株式会社リコーに入社、1年後に大塚商会に入社します。
しかし、大塚商会も退社、バーズ情報科学研究所に入社します。
2年後に大塚商会に再入社し、取締役を務めます。
その後、常務取締役、専務取締役、取締役副社長を経て、大塚装備株式会社の代表取締役社長を務めています。
現在は、父の大塚実氏が引退したため大塚商会代表取締役社長を務めています。
大塚実・祐司氏の総資産は?
大塚実氏、大塚祐司氏の総資産は合わせて約2000億円と言われています。
大塚祐司氏が社長に就任してからも、会社は毎年利益を増やしています。
大塚実・祐司氏から学ぶ成功法則
大塚実氏の好きな名言から成功法則について考えていきます。
昨日までの専門家、必ずしも明日の専門家ではない。
これは大塚実氏が好きな言葉の1つで、日露戦争の際に児玉源太郎氏が長岡砲兵司令長官に言った言葉です。
しかし、児玉氏は自身の作戦が失敗したときに弁明するのに使ったのに対し、大塚実氏は、周囲の反対を押し切りホテル事業という新規事業に成功した時の教訓として使いました。
どの商売にもプロの常識というものがあります。
世の中は常に変化するものであるため、それが明日通用するかどうかは分かりません。
しかし、往々にして専門家というのは、自分の常識を疑いません。
そのため新しい発想が出てくることはありません。
大塚実氏は、すでにホテルの多く立ち並ぶ熱海でホテルを経営しようとしました。
そこで今のリゾートホテルとは全く別のやり方をしたそうです。
結果として、ホテル経営は大成功しました。
このようにプロの常識も素人が疑うことで成功する場合があります。
また、自分が専門家だとしても、古くからの常識に固執するのではなく、新しいことを考え続ける必要があります。