兄妹で仲よく協力し合って親の会社を切り盛りしている億万長者というのは少なくないとされていますが、ジャクリーン・マース氏も同じくそんな億万長者の一人でもあります。
彼女がどのような経歴を辿って現在の年収や資産を築いていったのか、このことについて考えてみましょう。
目次
フォレスト・マース氏の長女であったジャクリーン・マース氏の経歴とは
チョコレート菓子は美味しいものの食べているうちにすぐに溶けて手についてしまうのが難点でしたが、その弱点を回避して美味しくそして手を汚すことなく食べられるように開発したのが、ジャクリーン・マース氏の父親であるフォレスト・マース氏です。
そもそもは、マースという会社は祖父であるフランク・マース氏が設立した会社でありましたが世界的に人気になる商品を次々と生み出していったのはほかならぬ彼女の父親であったとされています。
1999年に父親であるフォレスト・マース氏が亡くなると、その長男であるフォレスト・マース・ジュニア氏とジョン・マース氏と共同経営者として父親の遺産と会社を受け継ぐことで大富豪となります。
ジャクリーン・マース氏の年収や資産はどのくらい?
世界的に知らない人がいない位にまでメジャーなチョコレート菓子へと発展していったM&M’Sを作ったフォレスト・マース氏の娘であるジャクリーン・マース氏ですが、その年収や資産はどのくらいなのか気になるところではないでしょうか。
ジャクリーン・マース氏の資産は200億ドル(約2兆4000億円)とされており、「世界で最も裕福な女性ランキング」において第4位にランクインしています。
現在のマースは、お菓子だけに限らずレトルトライスやペットフードなどの製造もおこなっているとされています。
ジャクリーン・マース氏に学ぶ成功法の秘訣とは
親が裕福であるということは本当に幸せなことですが、それは親が生きているうちだけの話でありもし親が亡くなって遺産や会社を相続することになればそうのんびりとはしていることはできないと言えます。
経営する知識や祖父や父が大きくした会社を守っていこうという意識がなければ、今日まで売り上げを下げることなくまたほかの製造ラインを設けるなど次の展開へ進むのは難しいこともあるでしょう。
しかし、彼女が幸運だったのは、一人で遺産や会社を相続するのではなく兄妹とともに相続し経営していくことになったのが良かったのかと思われます。
仲の良い家族は、かけがえのない宝であり、彼女が父親からの遺産を食いつぶすことなく現在も億万長者でいられるのはそれまでお互いに支え合い協力し信頼できる兄妹とともに仲良く過ごしてきたからこそと言えるのかもしれません。