いわゆる2世の億万長者は非常に多く、父親の遺産や会社を受け継ぎ、現会長となっているデイヴィット・トムソン氏も同じくそんな億万長者の一人とされています。
彼がどのような経歴を経て、現在の年収や資産を築いていったのか興味はないでしょうか。
父の遺産を受け継ぎ億万長者となったデイヴィット・トムソン氏の経歴とは
そもそもトムソン社とは、父親であるケネス氏がカナダに本拠地を置いて設立した大手情報サービス企業でしたが、その後デイヴィット・トムソン氏がイギリスのロイター通信を買収したことによって世界規模の情報関連企業へと成長することとなります。
2008年にロイター通信を買収することによって会社の名称を「トムソン・ロイター社」に変更しまた設立したとされており、現在はアメリカ合衆国ニューヨークに本社を置く世界的な企業であり、カナダのウッドリッジカンパニーの傘下とされています。
デイヴィット・トムソン氏は、実の父であるケネス氏からその遺産や会社を受け継ぎ、2002年からトムソン・ロイター社の会長を務めています。
ちなみに、彼は男爵の爵位を所有しており、もともとは祖父であるロイ氏の代からのものであり、父親のケネス氏が2006年に他界した後その称号を継承しています。
カナダ一のお金持ちであるデイヴィット・トムソン氏の年収や資産はどのくらい?
父親の遺産や会社を受け継ぎ、莫大な資産を手に入れたデイヴィット・トムソン氏の年収や資産はどのくらいなのか考えたことがあるでしょうか。
デイヴィット・トムソン氏の資産は238億ドルとされており、カナダ一の億万長者でありForbesの世界時長者番付においても世界で25番目のお金持ちとされています。
トムソン・ロイターの会長である顔を持つ一方で美術愛好家でもあり、パブロ・ピカソやジョン・コンスタブルなどのコレクターでもあるためたくさんの作品をコレクションしているとされています。
父のケネス氏もそうだったとされていますが、カナダのオンタリオ州トロントにあるオンタリオ美術館のパトロンでもあり、オンタリオ美術館はコレクション総数8万点を誇る美術館だとされています。
親子であるいは祖父の時代から美術品をこよなく愛していた一族だったのかもしれません。
デイヴィット・トムソン氏に学ぶ成功法の秘訣とは
父親の遺産や会社を受け継ぎ、さらにロイター通信を買収して巨大な企業へと発展させることで結果的に億万長者への道を歩むこととなったデイヴィット・トムソン氏ですが、もし彼にそれまでに大きな企業を率いる才覚がなければ無能な2世として会社や遺産を食いつぶす結果になっていたかもしれません。
父親のケネス氏が設立しその後ロイター通信を買収することによって世界的な大企業にまで発展させたのはデイヴィット・トムソン氏の力であり、彼の経営者としての才覚がなければケネス氏が設立したトムソン社をここまでの巨大な企業にまで拡大することは難しかったかもしれません。
遺産や会社を受け継いでも、それを生かすか殺すかは受け継いだものの使命であり、デイヴィット・トムソン氏は父や祖父の遺志を継いでさらにトムソン社を世界的な企業にする器があったからこそ、億万長者の道を歩めたのではないでしょうか。